2009年 01月 03日
mortal stampede
タイトルは今回のうみねこのBGMから、一番気に入った曲名を。
というか今回神曲多すぎなんだけど。 ってなわけで二日ほど置いてすっきりした頭でうみねこ4考察の続きというか補足というか。 まず幻想描写ですが、ロノウェが源次を寄り代としていたり、黒い魔女に殺されたシエスタ556といい、魔女側のキャラは真里亞が現実世界の人物を基にして作ったキャラという事で間違いないでしょうね。 ロノウェ→源次 シエスタ→うさぎの音楽隊 黒い魔女とは散々本編で触れてた楼座のことで、そのとき壊されたのが556 ワルギリア→熊沢 これは劇中描写から確定として、ベアトリーチェは真里亞かな。 あそこまでの親密さから、他の誰かってことは考えられないでしょう。 真里亞に対してどうしようもないことに魔法的な理屈をいちいちつけて「仕方がないこと」として必死に言い聞かせてる辺りが、真里亞の精神的な自己防衛でしょうね。 そしてその論法を教えたのがワルギリアこと熊沢。 ガァプは……紗音かな? あの衣装の切れ込みは、紗音のスカートのスリットが真里亞の子供心があそこまで大げさになったんじゃないかと。 性格は……ああ、そういや真里亞って「愛」に関しては親子愛に対してしか関心というか概念がなさそうだな。男との付き合いとか全然ないだろうし。 譲治に対しての愛情は周りの反応から読み取ってますが、その愛情の形を楼座と自分に重ね合わせていた可能性が高い。 なので紗音の愛情の影には譲治に対してああいう感情があったのだという真里亞視点の解釈の表れがあの性格、と。 能力は何の暗示なんだろうか。 ロノウェは普段の源次の態度からなんでしょうけど、落とし穴作ったて瞬間移動させたりは……もしかして小さい頃上手く寝かしつけられベッドに移されてたのを幼い真里亞がそう感じたということがあったんだろうかと予想してみる。 うさぎのスナイパー技能もあるからこじ付けって可能性もあるんだけどさ。 山羊さんたちは黒服、もしくは他の名も知らぬ、能力を設定できるほどの交流もないその他の使用人かな。 ということは次に魔女側の新キャラが出る時は嘉音を寄り代としたキャラだろうか。 ……あれ? 郷田……あれ? 戦人と対面している、魔女界でのベアトたちはほぼ独立した人格なので、真里亞のイメージとは多少人格や口調が変わっているのはお約束ですが。 12年後の世界に関しては、本当に何が起きたのやら、としか。 まず霞と黒服の死因ですが、これは天草の狙撃でしょうね。 ただわからないのは、縁寿がエンディングにて12年後の世界で死亡していること。 これは……もしかして天草だろうか? そうでなくてもおそらく今回出会った人の中にいそうな気がする。 まあ仮にいなくても、いくらでも新キャラ出てこれますからね、12年後の世界なら。 これが1986年10月4~5日の間に使われるなら大ブーイングも納得ですが、どんな新キャラが乱入してきてもおかしくないのが12年後の世界。 縁寿が見つけたのは誰なのか、はおそらくさくたろうかな。 その後の船でさくたろう召喚があったり真里亞の魔法に対して理解を示したのは、直前にさくたろうを発見し何らかの運命を感じたからだろうし。 天草や川畑にはなにも見えてないのは道理。彼らにとってはさくたろうはただの背景でしかありえませんからね。 今回の幻想部分は本当に熱かったな、と。 特にジェシがロノウェの鼻に叩き込んだところから。 その前の問答も熱かったけど、やっぱりここからかな。 BGMも相まってまさに「反撃開始!」といった空気が最高だ。 朱志香ってep2に出てたメリケンを今でも持ち歩いてるんだな。 譲治も蹴りに関しては本当に知識と技術持ってそうだ、あの絵羽の息子だけに。 なんだかんだでこの二人は最高に盛り上がった見せ場が用意されたよね。 その後の蔵臼も今までのぼんくらからはかけ離れた活躍ぶりがいいね。 霧江とのコンビネーションパイルとかダブルクロスカウンターとか。 何より本当に娘を大切に思っていることや、嘉音に対しても朱志香と一緒になることを許す度量も持ち合わせてたし。 ……でもこういう発奮とかも次のエピソードになったらなかったことになってるのが本当に哀しいんだよね、竜騎士作品。 もちろんそのオチが、奮戦の甲斐なく相手損害ゼロ、こちらあっさり全滅というのも実に無常。 人物ごとに細かく書くと、今回夏妃、絵羽、秀吉、留弗夫は空気でした。 まあ妻二人はep1、ep3で掘り下げ終わってるから仕方がないとして、秀吉も現状絵羽とセットの運用なんだよね。 そしていつも早死にの留弗夫だけど……今回ラストの戦人関係の話でそれも納得。 こいつ生き延びてメインで掘り下げした時点で戦人の秘密に関する重大なネタバレかます事になるんだね。そりゃ最速で死ぬわな。 ep1で戦人に言いかけてた事もおそらくこのことだろうし。 となると解答編となる次回以降は出番が保障されているも同然ということか。 蔵臼は先に書いた通り。 楼座はもう挽回無理だな、こりゃ。 まあ挽回は無理というより、楼座の場合は母親としての楼座、つまりは理性が優先される部分の楼座が先に描かれてしまったため、女としての、また感情が先立つ楼座に対する悪感情が倍増してしまったという。 ただこれは狙ってのことなんだろうな、と思います。真里亞が楼座に対して殺意を持つ心情描写を読み手にもより理解しやすくするための。 霧江は相変わらず切れ切れ。 ep3が始まる前はみんな言ってました、霧江が動くとき物語は終わると。 なので第一の晩を生き残ったep3は本当に物語が今まで行かなかった碑文解読方面に動き、その結果それを解読した絵羽が生き残るという今までとは違う展開になりました。 今回も根本的な解決は金蔵がでしゃばったためできなくなりましたがそれでもいい補佐っぷりを発揮してくれました。 金蔵死亡確認。今回は盛大に暴れた金蔵でしたが、お茶会にて赤字で死亡が確定しました。逸れも全エピソードの開始前に。 とするとこの真相を知ってそうなのが、部屋への出入りを許されている源次、嘉音、紗音、南條。 金蔵の命令を源次が主導で指揮してる感じなのかな。南條は今までのエピ見ると協力してるが否定的って感じだ。 郷田も熊沢も、今回は出番じゃなかったと思うしか。 嘉音、紗音は幻想パートに限り他のエピソードの記憶を持ってるみたいだね。 縁寿はなんだかんだで本編に関わるのは今回きりっぽいなぁ。 外堀を埋める仕事ならまだ残ってるだろうけど。 譲治、朱志香共に今回は大活躍。 朱志香は嘉音絡みでちょっと出番あったけど、今回でより一層輝いた感じがする。 エンチャント能力は朱志香の特性……と言ったら大袈裟だけど、感情が実力に反映しやすい性質の暗示だろうか。 譲治の蹴りは誇張なのか本気で打ったらその威力なのか、どちらにせよただのひょろひょろ坊ちゃんだと思ってたのに母親譲りの武道家だったなんて。 とはいえ相手が攻撃してから始めて発動する反撃特化というのは、今までの譲治のイメージ、そして彼の『暴力』の持論を裏付ける見事な能力だった。 真里亞は今までの不気味さに対する裏がついに語られ同情票を集めると共に黒幕度アップ。 さくたろう部分が果たして必要だったのかというと、これでもかってぐらい必要です。 真里亞が如何にして人格を持つ存在を作り上げたかをわかりやすく描いており、縁寿を奮い立たせるアイテムの一つですから。 戦人は今回縁寿を失って本当に形振り構わず突き進みました。 そして物語の重要なキーパーソンへと昇華しました。 戦人は全てのエピソードで最後まで生き残り、真里亞は絵羽が暗号を解いたとき以外は生き残ってます。 ってことは戦人犯人説が実に濃厚になり、真里亞がどのエピソードでも碑文を解いていた可能性も出てきました。 真里亞が途中で死ぬ=碑文を解いた誰かが真里亞を口封じに殺した、というケースですね。 そもそも金蔵が真里亞のことを認めてたというのも、真里亞がすでに碑文を解いてたことを金蔵本人が知ってたからその延長じゃないかという可能性も。 なんにせよ戦人と真里亞、この二人が犯人であろうとなかろうと、事件全体のキーパーソンであることは確定したかと。 全体まとめてみると、いよいよ解決に向かって動き出したという感じが出てた=出題編最終回って雰囲気が強く感じられましたよ。 ただ一番の問題は、これであと8……いや約9ヶ月も待たされるところなんだよなぁ。 生殺し過ぎる……。
by mma-island
| 2009-01-03 13:33
| 雑談
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