2009年 03月 29日
今週のガンダム00 再生
今週の00。
とうとう最終回ですよ。 リボーンズキャノン、最初のインパクト通り八面六臂の活躍を見せましたね。 しかもあんな重厚ボディからガンダムに繋げるのだからキャストオフだと思ったら両面変形ときたもんだ。 遠距離主体のリボーンズキャノンの火線を潜り抜けたと思ったら近・中距離主体のリボーンズガンダムに変形と、実に隙のない。 このリボーンズガンダムもそうだけど、ナドレやセラフィムも00MSの個性の極致だね。 GNドライブにより発生したGN粒子によって推進力を得れるから、今までのMSのようにある程度のスラスターならともかくバーニアを設置する必要がない。 だから重装MSの内部に隠せたり、バックパックのように背中合わせに背負えたり、簡単な変形と前後を裏返しただけでまるで違うシルエットになるという離れ業までこなしている。 世界観を上手く生かしたデザインだよね。 それはともかくとして、サーベル、ライフル、ファングとオーソドックスゆえに隙が少ないリボーンズガンダム相手に苦戦する中さらにヴェーダのサポートを打ち切ったヒリング、リヴァイブまで参戦。 それを応用にケルディムとアリオスまでが救援に駆けつけ総力戦に。 超兵の復活を視聴者にも向けて高らかに宣言しアレハレ復活。 初登場から高い機動力を発揮していたガラッゾをはるかに上回る機動力を見せ圧倒。 わざわざ脱出装置を破壊してからなぶり殺しする辺りはさすがハレルヤ。 吐く台詞がいちいち熱いのもさすがハレルヤ。 ヒリングの最期はちょっと可愛かった。 ボロボロのままのケルディムでガデッサに挑むライルは気迫の射撃で真っ先にGNメガランチャーを撃破。 もうまともな武装は残ってませんからね、少しでも相手の方から近づいてもらえるようにしないと。 GNコンデンサーを大量に失いながらもワンセコンドトランザムで逆転勝利。 しかしすでに限界ギリギリだったケルディムはガデッサの爆発の衝撃で今度こそ完全にお釈迦に。 私情では殺そうとしていた刹那を護ったりと最後は完全にライル・ディランディではなくロックオン・ストラトスとして戦っておりました。 ニールと同じく右目を怪我しながらも死の淵に見開いたのは、兄と違って未来を見据えたことへの対比でしょうか。 ついにツインドライブを搭載したリボーンズガンダムはさすがの強さ。 パイロット性能では劇中トップクラスだったアレハレをあっさりと撃退しましたからね。 刹那ですら量子化がなければやられてましたからね、あれ。 しかも懇親の一撃を叩き込みはしたものの返す刀で左腕を叩き斬られるという、機体のダメージでいえば負けてましたね、あのままだと。 機体大破寸前のままOガンダムの太陽炉を奪ったリボンズは一時逃走し、その目の前には粒子切れで乗り捨てられていたOガンダムが。 なるほど、大して破損せず粒子切れに状態ということにしたのはこのためか。 もはや戦闘不能となったリボーンズガンダムを乗り捨て、太陽炉を搭載したOガンダムで再び戦場に戻るリボンズ。 いくら時代遅れのOガンダムとはいえ、残っているのはエンジンを潰された戦艦と、太陽炉が一つになったうえラストシューティング状態になったダブルオーライザー1機だけですからね。運命の導きだと思い上がったリボンズならそりゃとどめ刺しにいきますよね。 そんな感じで意気揚々と戻っていったリボンズが目にしたのは、相変わらず半壊したダブルオーの姿。 右肩にある太陽炉までも消え失せて。 驚愕のリボンズの前に現れたのは、なんと残った太陽炉を積んだガンダムエクシアR2! 衝撃のラストバトル! エクシアVSOガンダム! いったい誰がこんな組み合わせを想像したでしょうか。 GNソードⅢもエクシアのときの活躍を彷彿とさせるだけでなく、このための武装でもあったわけですね。 子供たちの歌声(個人的にはソロVerの方がよかったのですが)とマリナの手紙に乗せ、今までのビームやファングが飛び交う戦闘とは真逆の肉弾戦にまで遡ったラストバトル。 大抵の人は気付いたでしょうけど、この戦闘シーンはアムロVSラルのオマージュですね。 1期じゃ設定は存在した足裏のスパイクをここにきて使ったのもすごくポイント高い。 正直この部分は賛否両論あるでしょうが、私はこれでいいと思います。 確かにラストバトルではあるのですが、戦闘としての盛り上がりはAパートで果たし、あの部分はもうエピローグのようなものですからね。 1期EDとは逆に今度はマリナが刹那に宛てた届かぬ手紙、その内容である「目指すところは同じはずなのに戦う(武力を振るう)ことでしかそれを成せない」刹那を表す印象的なシーンでもあるわけですからね。 最終戦の直前でも、その後でもなく戦闘中だからこそあの手紙の内容は映えると思います。 1期の刹那の手紙は自分が死んでもその意志は残るという思考だったからこそ、ラストバトルが終わりボロボロになったエクシア&刹那に被せる事で効果を発揮していたわけですし。 『イノベイター』が倒れ、今まで彼らから情報操作を受けていた悪行を世に暴かれたアロウズはそのまま解体、連邦政府は一つの独立部隊による統制よりも世界の人々による新たな統治を選択した。 アロウズの蛮行により消滅したアザディスタンも再建。 小熊はあのあと父への誤解も解けたのか、父と母への遺志を継ぎ立派な軍人として生きることを誓う。 元アロウズというだけに結構軍じゃ冷たい目で見られてそうですが、それでも今の小熊なら立派にやっていけるでしょう。 世界を見て平和の本当の形を知ったサジとルイスの二人は、それを噛み締めながら再び元の日常へ。 細胞障害異常もトランザムバーストにより完治したそうで、そう遠くない未来、病室という狭苦しい空間から離れてもとの生活へと戻っていくでしょう。 今までと違い、その平穏のありがたさを感じながら。 ビリーはリーサ・九条としてではなくスメラギとして生きることを選んだ彼女と別れ元の技術開発部へ。 ガガを量産しようとしてましたね、あれ。 まあ擬似太陽炉を使わず大型コンデンサーのみを搭載し、トランザムもでき特攻アタックもできるほどの低コストで開発できるガガはいい作業用機械になるでしょうね。 その傍らにはそのまま生きることを選んだグラハムが。 戦場への乱入がなかったのはちょっと残念でしたが。 ホーマーさんは責任を取って切腹してました。遺書らしきものまで残して。 介錯の人いないっぽいし、相当苦しかっただろうね。 結局最後まで、純粋に恒久和平を願ってたからこそなんでしょうね、この最期は。 そして生きてたよこのコーラ! たしかになんか脱出ポッドっぽいものは映ってたけどさ、まさかこんなにぴんぴんしてるとは思わなかったぞ! まあ何はともあれ大佐のキッスどころか本人までゲットしちゃった本作最強の勝ち組キャラコーラサワー。 第1話のインパクトからここまで、本当に本作の癒しでした。 ヴェーダと一体となったティエリアは彼個人ではなく人類を支援するイノベイドとしてヴェーダの中に生きることを選択。 後日談でリヴァイブ・アニュー型、ブリング・ディバイン型、リボンズ・ヒリング型と思しきイノベイドがいましたが、彼らがその存在を無自覚であるかどうかはわかりませんがティエリアの意志の元人類の支えとなって活動することでしょう。 戦うために作られた超兵であるアレルヤとマリーはトレミーを降り自分たちの居場所、償いの手段を探すための放浪の旅へ。 何かの巡礼かね、あれは。 そして生き残った刹那たちトレミー組は抑止力としてのソレスタルビーイングとして裏舞台へと戻ることに。 「人類の味方」ではなく「未来を乱す抑止力」として敵にも味方にもなるポジションなんですよね。 少々消化不良な感も否めませんが、それでも綺麗に締めてくれました。 だがそんな雰囲気をあっさりと吹き飛ばす朗報は、やはり劇場版公開決定! その朗報の前に映ったのは、数々の謎を持つ木星。 太陽炉を作るためには木星の環境が必要だったり、黒ハロが発見されたのも木星近く。 そう、木星はソレスタルビーイングの根本を解き明かすためには避けては通れない場所なのだ。 木星の周囲にあった、純正ドライブの粒子と同じ色に光る4つの星らしきものがすごく気になります。 そして現れるテロップは「人類の幼年期の終わり」。 そうすると劇場版は「来るべき対話」なんでしょうか。 さて、なにはともあれ1期終局から独立し、ギアスR2を経て続いてきたこのコーナーも、00第2期の最終回を迎えるとともにこれで終了となります。 あと番組の鋼錬は見ますが、感想コーナーを続けるほどのモチベを保つ期待でもないので。 そんなわけでここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。 なんか意外とこのコーナー好評だったのは書いてる本人にも意外でしたよ。 また何かの番組でこんなコーナーが復活する可能性もありますが、とりあえずは第1部完、といったところでしょうか。 それでは、そんなときがくることを願って筆を置く事にしましょうか。
by mma-island
| 2009-03-29 22:05
| 雑談
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