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第6話「最短SP」

真魚「やっほ~……ってあれ? あんただけ?」

「遅かったな。結構待ちくたびれたぞ」

美夕「ごめんなさい。掃除当番だったんですけど、ちょっといつもより時間かかっちゃって」

真魚「って、そんなことどうでもいいわよ! なんで部外者のあんたが真っ先にいるのよ!」

「そんなこと言われても、いつも通りの時間に来ただけだぞ」

美夕「ということはやっぱり、明日美さん来てないんですね」

キキ「はい。明日美様は本日は急用が入ったため欠席するとのことです」

真魚「キキさん!? いつの間に!?」

「お~、いつのまに帰ってきてたんだ?」

キキ「ご主人様、それ酷い……」

美夕「キキさんはそれを伝えに?」

キキ「はい。それと代わりにバトルしてきてほしいと仰せつかりました」

「ああ、今回明日美の番だったからな。でも明日美の奴、どうせなら自分付きの美歌を寄越せばいいのに」

真魚「ってちょっとまって! ここで名前出すってことは、もしかして美歌さんも出てくるの!?」

「ん? なに言ってるんだお前?」

真魚「……ごめん、もういいわ」

「でもキキ、お前デッキ持ってるのか?」

キキ「はい、ここにあります」

真魚「あたしも新しいデッキ試したかったし、早速始めましょう」

「さ、キキの手札は[ハンドタイフーン][ハンドタイフーン][ライジュール][サブリナ]か」

美夕「真魚ちゃんは[ミツジャラシ][北斗七星龍(緑)][ラピッドウィンド][マッハジー]ですね」

「先攻決めるぞ。奇数は真魚、偶数はキキだ。(ダイスを転がす)1だ」

真魚「じゃああたしからね。ドロー[トライアングルトラップ]。う~ん、ここはターンエンド」

美夕「真魚ちゃん、いきなり何もしませんでしたね」

「後攻ならともかく、先攻は動かない方がいい手札だからな。それにしてもあいつ赤速攻だと思ったが……」

美夕「なんでもビート方面に特化させたかったみたいです。それなら赤よりは緑の方もふれてみた方がいいかなって言ってました」

キキ「私のターン、コア、ドロー[ヴィーナ・ルシファー]。ハンドタイフーンを使います!」

真魚「いきなり!?」

美夕「あの、これはどうなんでしょうか?」

「悪手だろうなぁ。確かにあいつの手札はタイフーン2枚で、相手の手札は5枚。今手札のスピリットを展開してから撃とうにもそれには2ターン後。そのとき相手の手札が3枚以下になることの方が可能性高いからって事なんだろうけど、あいつ基本的には勢いで突っ走るからな」

真魚「手札を全部捨てて、4枚ドローするわよ[ビーム・ビートル][フェンリルB][ビーム・ビートル][トライアングルトラップ]

キキ「私も捨てて、4枚ドロー[明星きらめく花園][きぐるみクマッター][オニユリン][明星きらめく花園]。ターンエンドです」

美夕「二人とも見事にブレイヴばっかり……」

「まあ結果論ではファインプレーだな。相手は北斗があったから次のドロー3枚連続ブレイヴはきついものがあっただろ。これで真魚は改めてブレイヴできるスピリットを引かなければならなくなったわけだ。一方キキも似たようなもんだが花園のおかげで大型を引いてもすぐ出せるし、この状況なら単独のクマッターでも十分戦力になる。それにしても……」

真魚「コア、ドロー[キャンサード]。ビーム・ビートルを召喚。ターンエンド」

「蟹を引いたか。なかなか強運だな」

美夕「でも真魚ちゃん、攻めませんでしたね」

「ビートと速攻は似て非なるものだからな。蟹とビートルっていう相手にとっては非常に厄介なものが揃ったんだから、ここは相手のコアを増やさないように立ち回るべきだろう」

キキ「私のターン。コア、ドロー[ビリット]、リフレッシュ。花園を配置して、ビリットを召喚します。ターンエンド」

真魚「あたしのターン。コア、ドロー[北斗(緑)]、リフレッシュ」

美夕「うわぁ、真魚ちゃん強い」

「この状況で北斗か。こりゃキキは次のターンでどうにかしないと軽く死ねるぞ」

真魚「2体目のビーム・ビートルを召喚して、ターンエンドよ」

キキ「コア、ドロー[カラドリアス]、リフレッシュ。カラドリアスを召喚して、クマッターをビリットにブレイヴさせます。2体ともLv2に上昇させて、アタックステップ。ビリットでアタックします」

真魚「ライフで受けるわ」

キキ「続いてカラドリアスでアタック!」

真魚「それもライフで受ける」

キキ「ターンエンドです!」

「一気に攻めたな」

美夕「やっぱりビーム・ビートルがあるから、一体残してもしょうがないと思ったんでしょうか?」

「それもあるだろうが、相手の出方を見て手札がかなり悪くなったんだと判断したんだろ。それはそうとしてやっぱりこれは……」

真魚「あたしのターン。コア、ドロー[タイガード・シンゲン]、リフレッシュ。キャンサードを召喚するわ! 続いてビーム・ビートルをキャンサードにブレイヴさせて、タイガード・シンゲンを召喚! ビーム・ビートルをブレイヴさせて、タイガード・シンゲンをLv2に!」

キキ「あ……」

美夕「あ!」

「あ~あ……」

真魚「アタックステップ! キャンサードでアタック!」

キキ「うう、ライフで受けます……」

真魚「タイガード・シンゲンでアタック!」

キキ「ライフで受けるしかないです……」

真魚「シンゲンの効果でキャンサード回復! そしてそのままキャンサードのアタック!」

キキ「負けました~……」

真魚「よっしゃあ!」

「お~、ワンショットか」

美夕「真魚ちゃんすごい~(パチパチ」

「今迄で最短記録だったな。それはそうとだ。なあキキ?」

キキ「あ、はい! なんでしょうかご主人様!」

「……それ、もしかして俺のデッキじゃないか?」

キキ「(ギクッ」

「どうも朝からデッキが一個足りないな~って思ったんだよ」

キキ「あ、あのご主人様、私メイド業に戻らせていただきま……」

「それで逃げられると思ってるのか?」

キキ「ひ~ん」

真魚「ま、あっちは放っておくとして、なかなかいい感じだったわね」

美夕「真魚ちゃん、次は私とやろう」

真魚「そうね。ビートを突き詰めるんなら美夕のデッキがいい練習相手かも」
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by mma-island | 2010-12-11 22:08 | バトスピ部 | Comments(1)
Commented by naruto at 2010-12-11 23:40 x
いやいや、じっくり読んでみたら面白かったです!