MMA ISLAND

ブログトップ

第60話「火に油SP」

「ファンタの公式大会でな、ニコ生卓っていうのがあったんだよ」



真魚「ああ、あんたわざわざ録画してたわよね。で、それがどうしたの?」

「バトスピとかでも、チャンピオンシップでそういうのやってもいいんじゃないかな、とか思ってな。決勝トーナメントだけでもいいし、ガンスリのレベル1卓にニコ生卓を付けておくとか」

明日美「そうですね、地方人や当日行けない方は、タイムシフトもあるニコ生配信は面白そうです」

真魚「でもあれって手間掛かりそうじゃない?」

「確かにそうだろうけどさ、アニメ遊戯王とか、リアルでもMTGみたいに全国大会の決勝戦やその予選は中継で見てみたいよ」

美夕「公式レポートとかだと細かいプレイングとかのプレイヤーとして気になる部分はあまり触れませんからね」

明日美「店舗大会でも配信する店が増えたら面白そうですね」

「ただ……生放送のしやすさとタイムシフトの見易さでニコ生推してるが、動画として上げる場合はああいう場所は向かないけどな。名人様沸くから」

真魚「ああいうの、本当に迷惑よね」

「ま、そういう妙な輩の話はいいさ。バトルやろうぜ」

明日美「それでは作者さま、参りましょうか」

「……明日美から誘いをかけてくるって、すごい嫌な予感がするんだが」


美夕「作者さんの手札は[グレネード・ゴレム][ツンドッグ・ゴレム][コジロンド・ゴレム][虚造帝フェニックス・ゴレム]ですね」

真魚「ま、いつもの粉砕デッキね。明日美さんは[デッドリィバランス][ワーウルフ・コマンド][闇騎士ガウェイン][ストロゥ・パペット]か~」

「じゃ、偶数なら俺の先攻な。(ダイスを振る)6、俺の先攻かぁ……。まあいいや、ドロー[海賊ラッコルセア]。う~ん、ここでこいつは出したくないから……ラッコルセアを召喚、ターンエンド」

明日美「参ります。コア、ドロー[妖弧キュービック]。ワーウルフを召喚します。ターンエンドです」

「コア、ドロー[ロコモ・ゴレム]、リフレッシュ。動かないんなら先にいかせてもらうぞ。グレネードを召喚。バースト(コジロンド)をセットしてアタックステップ、グレネードでアタックだ。粉砕1枚」

明日美[虚皇帝ネザード・バァラル]が落ちました」

「ちっ、ピンポイントで嫌なものを。ともかくスピリットが落ちたからグレネードに乗せてLv2にするぜ」

明日美「そのアタックは、ライフでお受けいたします」

「ターンエンドだ」

明日美「コア、ドロー[シキツル]、リフレッシュ。キュービックを召喚いたします」

「嫌なものを……」

明日美「アタックステップです。キュービックでアタックいたします」

「ぐう……どうせ討ち取っても……ライフで受ける」

明日美「ワーウルフでアタックいたします。フラッシュタイミング、何かありますか?」

「いや、なにも」

明日美「それではデッドリィバランスを発動いたします。わたくしはキュービックを破壊いたします」

「出てくるのはバァラルなのは確定的に明らかなんだから、ラッコルセアを破壊だ」

明日美「リクエスト通り、キュービックの効果でバァラルを召喚いたします」

「ライフで受ける」

明日美「ターンエンドです」

「バァラルで殴らんのか?」

明日美「コジロンドだった場合、返り討ちに遭いますから」

「ちっ。コア、ドロー[レチクル・アームズ]、リフレッシュ。ちっ、今のうちに一気に決めたいが、ネザードいる状態で速攻掛けれるデッキじゃないんだよな、これ。ツンドックをLv2で召喚、グレネードを2個コア乗せてLv2に。アタックステップ、ツンドックでアタックだ。粉砕2枚」

明日美[妖弧キュービック][六分儀天文台]が落ちました。ライフでお受けします」

「こいつは賭けだ、グレネードでアタック」

明日美[デッドリィバランス][冥府へ続く魔門]が落ちました。それもライフでお受けします」

「ツンドックのおかげで、BP4000のこの二体は今のバァラルにブロックされても相打ちにまで持ちこめるからな。ターンエンドだ」

明日美「コア、ドロー[魔銃ヴェスバー]、リフレッシュ。シキツルを召喚いたします。効果で1枚ドロー[デッドリィバランス]いたします。バァラルにヴェスバーを合体させて、Lv2にまで押し上げます」

「ぐ……お……」

明日美「アタックステップです。ワーウルフでアタックいたします。バァラルの効果でツンドックの上のコアを2個トラッシュに送りまして、ツンドックを破壊いたします」

「ちっ、次でバァラルにアタックされたらグレネードまで死ぬな。今しかないならバースト発動! 壮麗なる剣士よ、その刃を我が為に振るえ! コジロンド・ゴレム、ここに推参!」

明日美「………………はい?(にこにこ」

「いや、来週アニメに出るから今のうちに考えてた召喚口上言っちまおうと思ってな……まあそんなことはどうでもいい。グレネードをLv1に下げて、Lv2で召喚したコジロンドでブロックだ」

明日美「ワーウルフは破壊されまして、効果で1枚ドロー[闇騎士アグラヴェイン]いたします。続いてバァラルでアタックいたします。バァラルの効果でグレネードのコア2個をトラッシュへ、ヴェスバーの効果でコジロンドの上のコア2個をリザーブに送りまして、それぞれLv0で破壊いたします」

「ライフで受ける」

明日美「シキツルでアタックいたします」

「何もない、ライフで受ける」


「お前、俺が粉砕デッキ使うとわかってて誘ったな」

明日美「さぁ、なんのことでしょう?」

真魚「またピンポイントで美味しいカードが落ちたわよねぇ、最初の一発目で」

明日美「あれのおかげで随分楽をさせていただきました」

美夕「粉砕と不死はやっぱり相性が悪いですね」

「いや、ネクサスが先に来れば大分楽はできるんだ。元々不死は自分でデッキ削るからな。ネクサスこないと中途半端なデッキ破壊しかできないから不死には火に油だ」

真魚「ま、今回はしょうがないわね」


















緊  急  告  知




――これは、ある二人の覇王の記録。


 迎えの蛇に乗った僅か9歳のその少年は、名前をケイといった。
 僕と同い年ながら輝かしい経歴を持ち人々の憧憬を一身に受ける彼に嫉妬に似た感情を感じるが、所詮彼は僕にとっては雲上人。遠く及ばない存在だという思いの方が強く、どこか別の世界の出来事を見るように遠くから眺めることしかできなかった。


――天賦の才に溢れた男、ケイ。


「一人、面白い者がいます」
「ほう?」
 その進言にケイは軽く興味を示したようだ。視線でその先を促す。
「ロード・ドラゴンの弟子の一人、マナカ」


――若き竜騎士、マナカ。


「そう畏まんなって言ってるだろ。聞けば同い年っていうじゃねぇか、もっと気楽に話そうぜ」
 がははと豪快に笑うその笑顔は、静謐な人柄という伝聞とはまるで別物。
 だがそんな笑顔の中には本当に活き活きとした『素顔』が窺えた。
 かつて最初にケイのことを知ったとき、自分とはまったく住む世界が違う存在だと思っていたのだが、親しげに肩を組んできたその姿は何の変哲もない同年代の友人のようだった。


――二人はまるで、それが運命であったかのように惹かれあった。


「なんでこんなことをする! なぜここまでする必要がある!」
 激昂して問い詰めた僕の言葉に、しかしケイはまるで理解できないといった顔でいつものように語りだした。
 その目と同じ、凍えた声音で。
「マナカ、これは全てお前のためなんだぞ」
「僕はこんなこと一度だって望んじゃいない!」


――だがその道は決して交わることはなかった。


 胴を薙ぐように振るわれる剣を、ケイは眉一つ動かさず自身の剣で受け止めた。
 だがその氷のような表情とは裏腹に受け止めた衝撃に身体は大きく揺らぎ、受け止めきれなかった衝突の余波は周囲の空気を薙ぎ払い拡散していく。
 その一太刀で倒せるとは毛頭思っていないマナカは次々と剣を繰り出す。
 隻腕のまま振るわれる剣は、だがケイを確かに押し始めた。それが為せるのはマナカの技量か、それとも気迫か。
 繰り出される重い剣を次々と受けながらケイの心には段々と込み上げてくる想いがあった。
(ああ、間違いない……)
 徐々に昂ぶっていくその心と連動するようにケイもまた防御一辺倒の構えから反撃に移っていく。
 互いの剣が振るわれる度に傷ついていく二人の身体。しかしケイはそんなことすら厭わず心の中でただ叫ぶのだった。
(マナカ……お前こそは俺の!)




バトルスピリッツ 覇王編

(真っ赤なウソ)近日公開(どうしようもない大ウソ)


それは星の神話に続く物語
[PR]
by mma-island | 2012-01-17 00:30 | バトスピ部 | Comments(0)