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剣舞う世界フレーバーまとめ+α

とりあえずフレーバー関係を、時期も時期なので簡単に纏めてみた。



今回のフレーバーは、炎楯と五ヶ国同盟の決戦に大部分が割かれているため、前回までのようにいくつもの時系列の話が混同されて展開している感じではないですね。
情景描写自体は結構纏めてたのですが、なんだかんだで書く機会がなかったので今に至る。


フレーバーにはお互いの激突から決着、その後に訪れる新時代までの様子が描かれています。

五ヶ国同盟が取った陣形は炎楯と光楯、氷楯の連合軍が主に中央を固め、前衛を闇楯の精鋭たちが担当し、両翼は風楯の一騎当千の猛者たちが迎え撃つという陣形。
前衛を闇楯に任せた理由はマナカの提案した作戦によるもの。
元々五ヶ国同盟の寄せ集めの戦力で強大に膨れ上がった炎楯の戦力に対抗できるはずなどなく、戦力の質でも量でも圧倒的な劣勢に立たされていた。
そんな陣営ができることといえば、奇襲奇策により生み出された限定状況で戦力差を覆し情勢をひっくり返すこと。
マナカの策はまさにそれで、闇楯の不死の軍団を囮としわざと自軍の中核にまでおびき寄せ、蘇った闇楯の戦力により敵の先方隊を包囲、分断・孤立させ圧倒的戦力差の元にそれらを叩き敵の戦力を着実に削って少しでも総合的な戦力差を埋めようというもの。
闇楯と炎楯との間に禍根があったため、そして炎楯の戦略も手伝い作戦は見事に成功するも、やはり先方隊を凌いだだけでは圧倒的な戦力差を僅かに埋めるだけに留まった。

一方ケイ率いる炎楯はその前衛の主戦力を炎楯の戦士たちに任せた。
これは連合軍の母体が炎楯であることを差し置いても戦略のためには当然の配置だったのであろう。
また後衛の本陣付近の護りは氷楯の騎士たちとゼヨンの呼び寄せた海首たちという、これも攻める側には絶望的な光景だろう。
ケイが用いた戦略はいたってシンプルかつ圧倒的な戦力差による一番安全策である力押しであった。
生き延びた精鋭たちが集っているとはいえ所詮は寄せ集めの烏合の衆、ケイの最初の一手は圧倒的な攻撃力と突破力を持つ炎楯の戦士たちによる正面突破だった。
ただでさえ元々強力無比だった炎楯の突撃は、複数の国の集合体である五ヶ国同盟の拙い連携では止められるものではなく、これにより五ヶ国連盟の戦力を文字通り真っ二つに分断、続いて両翼から回り込んできた別働隊によりそれぞれ挟撃を仕掛け掃討戦に移るつもりだったのだろう。
しかしその戦略はマナカに見破られ利用される形となる。
取り囲まれる先方隊。浮き足立ったところを強襲するはずだった別働隊は十分な状態で護りに付いていた風楯の猛者たちと真正面からやり合うこととなった。
これは別にマナカがケイよりも優れているというわけではなく、お互いの戦力差が開きすぎていたからこそ訪れた不幸中の幸いというやつだろう。


こうして壮絶な激突から始まった世界を二分した戦いは、本来の予想に反して拮抗した状況を維持していた。
しかしそれは逆にいえば正面から戦い合っているということで、その有利不利はそのまま両陣営の戦力差に比例する。
そこでマナカは作戦の当初から想定していた、ケイを説得するなりなんなりで敵の大将を止める一撃必殺の作戦を進めていた。
しかし味方の斥候がもたらした情報では、敵の本陣にケイの姿はないという。

この戦闘で唯一ケイがマナカを出し抜いていた点が、「本来の」本陣を移動型の巨大要塞に設けていた点だった。
ケイは大軍同士の戦闘でいくら裏をかかれても中枢である大将が止められなければ大勢に影響はないと、きっちりと弱者がとらざるを得ない行動の最後の詰めをしっかりと封じていたのである。

だがそこからの展開は流石のケイも予想できないものだった。
マナカは跳んだのだ。光楯の力によりテレポートして真の本陣へと直接送り込まれたのだ。


単身乗り込んだマナカを迎えたのはケイとその親衛隊、氷楯の幹部格、ゼヨンとその側近という、まさに炎楯の中枢部ともいえる圧巻の光景だった。

ついに対峙するマナカとケイ。
だがその時、ゼヨンの放たれた凶弾は侵入者のマナカではなく彼が使えた王であるケイへと向けられていた。
そのゼヨンの凶行を防いだのは、意外にもミブロックだった。

状況は一変した。
真の本陣での戦況は炎楯と氷楯の戦力と、孤立したゼヨンという形になった。
そう、元々ミブロックたちはゼヨンではなくケイに同調していたのだ。
ケイを唆し漁夫の利で世界を手中にしようとしていたゼヨンの野望はここに挫かれ、マナカの説得もありこの激しい戦いは誰もが予想し得ない形で結末を迎えたのだった。


そして時は流れ、ケイの理想とマナカの思想により生まれた統一国家により戦乱によりいくつにも分かたれていた世界はひとつとなった。
それは新たなる歴史の始まりでもあった。



まあこんなところでしょうかねぇ、覇王編は。
次で終わりっぽいので、覇王編5弾は新しい時代の情景を描いたエピローグ的なものになると予想。


さて、新弾情報で明かされたことですが、実はケイは女性でした。
ええ、凄まじいミスリードに引っかかりましたよ、見事に。
これ本スレでも言われてましたが「仲が良い女性がいた」と書かれたら普通それは密かな恋仲だと予想するでしょう。
同姓の友人なら普通はわざわざ女性と書かなくてもいいですからね。
並び立つというのも統一国家建設後のことなのでしょう。

そしてケイが女性と判明した今、二人がなんでああも互いのことに関して必死だったのかが妙に納得できました。
すごく気になる異性だからこそ、端的に言えば惚れていたからこそケイはマナカの復讐に燃え、マナカはケイを倒すのではなく説得し止めようとしていたのでしょう。
光楯の面々に呆れられていたのも「え? 何言ってんのこいつ?」という不条理系ギャグシーンにありがちなものではなく、「まったくラブラブ過ぎて付き合ってらんないねぇ」と惚れた女のために必死になるマナカに呆れてたのでしょうね。

そもそもの話、なぜにこのような勘違いが発生していたのでしょう。
覇王という仰々しい称号のため?
勇猛な戦いぶりのため?
いえいえ、おそらくミスリードの根底にあるのは同名カードである闇騎士ケイの存在でしょう。
フレーバーにも彼と書かれていて男であること、稀代の戦略家であるというケイの評価を被る部分もあり、誰もが何の疑いもなくすんなりと闇騎士と覇王のケイを同一人物だと結び付けていました。
ただ公式も絶対にこれを狙ってたんでしょうね。
フレーバーにてケイが女性ということを一切明かさず、かつ男性的な面を切り出して印象操作し、かといって決して嘘は書いていないという徹底振り。
いやはやここまで見事な伏線はなかなかお目にかかれませんな。

いやぁ、本当に覇王編はフレーバーが面白いシリーズでした。
次シリーズのフレーバーはどうなるんでしょうね?
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by mma-island | 2012-06-30 01:31 | バトルスピリッツ | Comments(2)
Commented by 粉砕かっぱ at 2012-06-30 23:44 x
フレーバーまとめお疲れ様です!
覇王編のFTはてっきり熱い男同士の闘いだと思っていたのですが、完全に公式の思う壺でしたw
根本から引っくり返す覇王編FTは、げに恐ろしや・・・。

ここまでFTが面白いと、FTをまとめ本みたいなのを公式で発売して欲しいですね。
Commented by mma-island at 2012-07-02 03:59
そうですね、フレーバー自体も光楯以外は女性の影がほとんど見えませんでしたからね。
色々な部分で印象操作をしていたので騙されなかった人はまずいないのでは、と思います。

まとめというよりも、むしろノベライズやコミカライズで一本のストーリーとして読みたいですね。
今回のプレバンの企画が好評なら覇王編のドラマCDも出してほしいところですが。