2008年 11月 24日
今週のガンダム00 無垢なる歪み
イィィィィィィィィィィヤッホゥゥゥゥゥゥゥッ!
真打は遅れてやってくる! みんなの英雄、パトリック=コーラサワーただいま参上ー! そんな第33話。 まあまず何よりも大切なのは、ついにあの男が帰ってきたことでしょうね。 カティの命でアロウズの自体を裏から探ってたんじゃないかとか、カティの家で主夫をやってるんじゃないかと色々噂されてましたが、なんのことはない、カティの気遣いでアロウズに関わらなかっただけでした。 そんな彼の第一声が「大佐ー! 来ちゃいましたー!」。 ……なんだこの安心感は。 しっかし1期と違って本当に柔らかく話すようになったなぁ、この二人。 コーラはコーラでガンダムを相手にしなきゃいけないカティを助けようと飛んできたんだろうし、言動の端々から部下と上司の間柄を超えた以前よりも確かな二人の絆を感じるんですよね。 ジンクスに乗るまでを考えて、こんなに柔らかく他人を気遣うよう優しく話すコーラサワーを誰が予想できました? カティと始めてあった日ですら、ガールフレンドの前で似合わぬかっこよさを見せようとしていた男が、ですよ。 カティもカティで、この男を危ない目に合わせようとしたくない気遣いと、それでも駆けつけてくれた嬉しさを抑えきれないのが傍目にもよくわかるし。 ただ唯一の不安点は、「不死身のコーラサワー」なんて本人が言うものじゃないだろ、いくらかティを不安にさせないためとはいえ。 自分で言うなんて最強レベルの死亡フラグだぞ。 それでもコーラサワーなら……と思わせてくれる辺り、やっぱりこいつもパイロットとしての技量とは別にエースの風格を持ってるんだよね。 で、そんなコーラサワーにインパクトを全て持っていかれたガデッサはやはりイノベイターの乗機であり、リヴァイヴがアロウズ入り。 腰の武器は変形機構のあるビームガンだそうですがどんな戦い方を見せるのか。 それ以上に可哀相なのが補充要員の中でただ一人名無しだったアヘッドのパイロット。 ただコーラをジンクスⅢに乗せることで、名無しといえどアヘッドに乗るぐらいだから手練だということがわかるんですよね。 本当に上手いバランス配分だ。 今回は地味に重要回でした。 戦闘がないだけに今までの謎や人間関係の伏線、更なる崩壊への布石が満載とまさに戦闘無し回の見本のよう。 中でも色々言われていたイオリアの計画ですが、アバンで実にあっさりと暴かれました。 形だけの統一を行い、思想まで誘導し、そしてまだ見ぬ新天地へ。 無限エネルギー路のGNドライブはむしろそのためのものなんでしょうね。 しかしイオリアは第3段階の構想を練りながらも第1段階を重要視しようとしていたという、やっぱり人間性善説を信じるドリーマー爺ちゃんだったっぽい。 またイノベイターはそんなイオリアの計画を導く人間であって、文字通りの新人類と。 脳量子波は予測してましたが老化の抑制までやってくれるなんてね。 そして生まれたときからそういう風に調整された彼らと違い後天的にイノベイターの能力を付加されたケースがルイス、と。 脳量子波で別固体の近況を探れるのもそれゆえ何だろうね。 ティエリアは一応はイノベイターの能力は自身の事なので知っていたようですが、それでも脳量子波を使った対話や別固体の覗き見については知らなかったようで、最初から兵隊として扱われてたのがわかりますね。 それでもティエリアはかつての存在意義であったヴェーダとイオリアの計画よりも、自分を一人の人間としてみてくれて新たな生き方をくれたニールの方をとったわけですね。 こんな熱血乙女を1クールの時点で誰が想像できたのやら。 ティエリアとリボンズたちの対立が象徴するように、今回はイオリアの理想を継ぐ者VSイオリアの計画を継ぐ者の対立なんですよね。 そんな2者のぶつかり合いを楽しげに眺める留美は実にラスボスフラグがビンビンです。 ただリジェネもイオリアの計画とは別のところで色々動いているので、案外この二人が組んで2者を裏から引っ掻き回すことになるのかも。 新たなイノベイターであり少し女性っぽいヒリング・ケアも登場し、残る未出イノベイターは現在確認されているところでは後二人。 一方の刹那は意外とあっさりとルイスと対面。 つーかルイスのドレス姿がやたら可愛らしいんですが。 そりゃアンドレイも窓越しに見つめたくなるさ。 イアンの代わりに整備を任されたときのミレイナのスカートの動きといい、今まで以上に感情を爆発させてたフェルトといい今回女性人が妙に可愛いぜ。 話を戻して、ルイスは刹那のこと憶えてたんですね。 名前も確かにそうなんですが、見てないところでそこそこ交流はあったんだろうね。 サジとルイス、二人の橋渡し役になるのが刹那というのがまたなんとも意外な。 しかもサジがまだルイスのことを想っていることを伝えようとする辺り、本当に刹那も成長したもんだ。 4年前だと絶対言わなかったろうに。 そして左手の義手と指輪を確認したのがまた大きい。 ただスメラギの社会的抹殺のために生かしておいたビリーとあんな場所で鉢合わせなんて、本当に無駄なところでタイミングがいいぜあのポニーは。 これで刹那がCBメンバーだということがルイスにバレ、その後のサジの行方を追う時にまたあらぬ誤解を与えそうですが、でもひとつだけ気がかりなことはルイスが刹那に気づく直前のエフェクトなんですよね。 単に意外な人物を見かけたときの驚きだということを祈ってますが。 そんな感じにメインが一気に動いた一方でイアンはオーライザーとGNアーチャーの最終整備のために単身宇宙へ。 ……って、なんだこの圧倒的な死亡フラグは……。 ここで一人トレミーを離れるなんてやばい匂いしかしないんだが。 気落ちするマリナ様に子供たちは気を遣うのですが、差し出したものが食べ物って辺りが、あらぬ誤解を与えそうですな、主に視聴者に。 あの状況で食料が大事なのは子供も教えられてるでしょうから、そんな大切な食料をあげるという子供の本気の気遣いっていう描写なんですけど、その子供の手の握り方といい今にも食料にかじりつきそうに見えたのはすっかり定着した貧乏姫ネタの影響なんでしょうかね。 そして全てのインパクトを掻っ攫って登場したぎっちょんもとい焼け野原ひろしもといアリー・アル・サーシェス。 そういや刹那とティエリアが最初に任務以外でコンビを組んだのが対スローネ戦なんですよね。 あのときは本当に一緒にいると空気が気まずくなるぐらい犬猿の仲でしたが、あのときを境によくコンビを組んでるんですよね、この二人。 だからそんな二人の前にスローネの発展形であるアルケーが姿を現したのも、これから物語が激化するという暗示にもなっているのでしょうか。 次回予告では刹那とティエリアの二人掛かりでも捌ききる相変わらずの化けものっぷりを発揮してくれるそうで。 爪先にビームサーベルとはなんと斬新な(棒 オーライザーはさすがに9話じゃ間に合いそうにないかな? とにかくこの引きはワクワクせざるを得ない。
by mma-island
| 2008-11-24 00:11
| 雑談
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